自家製ワイン居酒屋 Radl

以前ワイン・テイスティングのイベントで訪れたワイナリー・ラードル。
久しぶりに立ち寄った。

 

kajitsudo-mei.hatenablog.com

 

 

 

地元客に人気

 

ローストポークおいしい!

 

 

おすすめを聞いたら、テイスティングイベントのときにはまだぶどう畑で
お日様を浴びていたぶどうから作られた2020年産ワインだった。

白ワインで品種はこれぞオーストリア白のグリューナーフェルトリーナー!

赤は2018年のツヴァイゲルト

 

ワインも料理もどちらもいける。
料理は塩辛過ぎないのがいい。(この国の外食は塩味濃いめ・・・)

ゴボウ

コロナでぷらぷらハイキングをする機会が増えたおかげで、
ここにもゴボウがあることが分かった。

といっても食用に栽培されたゴボウが売られているわけではなく、
農道の脇なんかに野良ゴボウが自生しているってこと。

 

 

それを掘ってみた。
ハイキングなのにリュックの中にはスコップ。

 

なるべく人目につかないところで作業。
といっても他のハイキングやサイクリングの人がときどき通る・・・
悪いことをしているわけではないけど何だかあせる・・・

土が固く、石ころだらけで、なかなか掘れない。
途中で我慢しきれなくなって引っ張ったら 5cm くらいのところで切れた。
それより先は細すぎて調理には向いていなそうだった、と負け惜しみ。

 

 

 

これをどうするかというと、
いちばんオーソドックスなきんぴらにすることにした。
といってもゴボウのきんぴらというには量が少ないので、ニンジンで増量。

 

野生の力! これだけでゴボウ臭充満!

 

 

大量のニンジンの間にところどころゴボウ



 

草の根というよりは木の根だな、やっぱり。
食感もいかにも繊維食べてますって感じだったし。
少ない量でニンジンを圧倒する野良ゴボウ。

 

久しぶりのゴボウで懐かしかったけど、掘るのが面倒だから次回があるか?

洋梨サンタマリア

またちょっと珍しい食べ物を探してトルコ系スーパーへ。

 

えっ マルメロ(セイヨウカリン)? この時期に?
と思って棚の表示を見てみれば「(洋)梨 サンタマリア」

手にとって匂いを嗅いでみてもマルメロの芳香はしない。
やっぱり梨?

 

レジのお姉さんにも「この時期にマルメロがあるわけないじゃーん」
と笑われたけど

 

 

この姿! 👇

 

 

特にほら、このオシリのあたりの感じがマルメロっぽい

 

 

縦割り断面

 

 

輪切り断面

 

 

食感、味とも日本のナシに似ているかも?!

「ナシ」( NASHI ) として売られている梨だって、
日本の梨と比べるとやや楕円形になっていることも多いので、
さらに洋梨形していたって気にしない。

 

ちょっと得した気分

まー その分洋梨の芳香は少ないんだけどね。

また買いに行こうっと!

 

 

ビワモドキ

エスニックフルーツ・トロピカルフルーツ3つめ

ビワモドキ

 

最近時々寄るようになったトルコ系パン&青果物屋(フレッシュデーツもここで買った)
で今度はビワ発見!

大好きなビワだ~~!!!

日本で見かけるのよりもおおぶりだけどビワ!
と思って早速レジへ

 

待ちきれなくて帰宅途中に手にとってよく眺めてみれば、

あれ? うぶげがない? 質感がマットじゃない

やられた~ 何コレ? → → →(自分で間違えたんだけど)

 

 

何だか皮の表面ツルツル
何回見てもツルツル
触り過ぎたのかと思ってみたけど、やっぱり全面つるつる

 

あ~~~

 

生食できるのかいな? と放置して3日
何だかやわらかくなってきたので、腐らないうちに割ってみることに

 

輪切り >>> ビワっぽい

 

 

縦割り >>> ビワっぽい

 

 

こうしてみると大きめのビワなんだけどな~

 

 

食べてみると、何だかほんのりビワ風味

ビワ 50% + プラム 30% + アンズ 20%(個人的感想)

 

大粒の種も、ビワの種をさらに大きくしただけのように見えるけど
それでもやっぱり日本のビワではない

山栗かと思うほどの種の大きさ

 

ところでこのビワモドキ、棚の表示は Mispel だった
ウソつけ、これビワじゃん、ミスペルじゃない!

と思いながら買ったんだった

Mispel >>> Mispel – Wikipedia

この地元民がみんな知ってるミスペルは日本語セイヨウカリンというらしい。
これは普通生食しない。

紛らわしい・・・

 

 

 

追記(2022/06/02)

後日レジのお姉さんに聞いてみたところミスペルだといいはるので、
トルコ語の呼び名を聞いてみたら "yeni dünya" (新世界)とのこと。 

へぇ「新世界」ねぇと思いながらウィキペディアを見てみれば、
日本語にしたときのページが「ビワ」だった。

地中海方面へ伝わるどこかで産毛がとれてしまったらしい。

調理用バナナ - プランテン

エスニック食材を扱うお店で時々みかけ、気になっていた料理用バナナ
(もうそのまま英語(?)でプランテンと呼ぶらしい)
をとうとう買ってみた。

 

 

一般に売られているバナナより二回りくらい大きい
2本で約 700g、ずっしり

 

 

食べ方をインターネットで検索したら

バターで焼いて砂糖とシナモンをかけて食べる

というのが一番簡単でおいしそうだったので、まずこれをやってみることにする。

 

 

普通のバナナみたいに手で皮をむこうとしたけどむけない
しょうがないのでまず半分に切ってみた

👇

 

確かにこの皮では簡単にむけそうにない・・・

ってか皮、やっぱり分厚いし

実と皮の境目がところどころ茶色いのが気になるけど、まー見なかったことに

 

 

ついで縦割り

👇

 

何だか種の痕跡のようなものが目立つ(三倍体植物じゃないのか???)

渋みたいなものがますますはっきり・・・
やっぱり見なかったことにして

 

厚さは縦四等分くらいでとりあえず作ってみることに

 

バターのいいにおいがする中砂糖を加えると、甘いにおいが漂って、
すっかりおやつ気分

最後のほうでシナモンパウダーも追加しバッチリ

 

 

 

と思いきや
甘さが全然足りなかった・・・

甘さもさることながら、水分が足りてないってか、
もしかして火が通り切っていない???
少し渋みが残ってる
やっぱりあの茶色いものは渋じゃないか?

かなりじっくり焼いて、それどころか蒸し焼きにもしてるんだけど・・・?

野菜だって加熱したら甘みが増すのにコイツは全く甘くなってない
砂糖はどうした?

それより何より水分不足で喉につまる
詰めが甘かった・・・

 

水飲みながら2切れ食べたところで断念
残りはリサイクルすることに

 

👇

👇

👇

 

 

ニンジンを追加して

バナナカレー

 

ここまで煮込んでもまだホクホクというかサクサクというか、
粘り気の少ない長いもみたいな食感

でもこれで問題なく食べられる

 

 

分かったこと

これはバナナの形をしただ!

 

もとい

固めに固めた栗!

 

ということはあとでおなかがパンパンに・・・?

生デーツ!

ちょっときれいめのトルコ系スーパー(パン屋?)で生デーツに遭遇!

 

多分ほとんどの売られているデーツは加熱していないという意味では生だけど、
状態としては「干し」デーツ。
以前生デーツとして売られていたものもやっぱり追熟(干し)デーツだったし。

これね 👇

kajitsudo-mei.hatenablog.com

 

 

今回はほんとにフレッシュ・デーツ!
もう見た目からして違う! 色が全然違う

 

 

輪切りにしたときの直径約 3cm、長さ約 3.5cmくらいの楕円形(?)をしている。
まあプラムに似た見た目だけど、皮がしっかりして水分少ない印象。

 

デーツは干しデーツしか食べたことないので、レジのお姉さんに食べ方を聞いてみる。
ただ洗ってそのまま食べられるとのこと。

これはデーツとしては「未熟な」状態なんだそう。
追熟するにつれ(つまり干しデーツに近づくにつれ)甘みも増すって。

 

では、買いまーす!

 

キロ当たり 13€! え?
今円安だから1キロ当たり 1800円?!!! (>_<)

 

 

これで285g、3.75€

 

 

早速洗って輪切りにしてみた

 

 

ザクザクとシャクシャクの中間の食感で悪くない
で、甘い
干しデーツとは違った甘さ、純粋に甘い
かき氷に使ってもいいかも、という歯ざわりと甘さ

 

でもね、

普通の(干し)デーツのほうが安い!
ちょっとお高めの干しデーツよりさらに高い!
キロ13€っていったら結構いい肉買えるじゃない

種をとった大粒の高級め干しデーツより値のはるフレッシュ小粒デーツ・・・

 

仮に数ヶ月忘れていても干しデーツになるだけで、
カビたり腐ったりしていない限り食べられるであろう、
そういった意味ではフードロスになりにくい
スーパーフード、デーツ

 

次回はまた通常の「干し」デーツで十分かな
食感はこっちのフレッシュモノのほうがいいけど。

 

 

りんご三昧

オーストリアで果物といえば、まずリンゴ
何をおいても とりあえずリンゴ
そしてそのリンゴの種類は膨大、何千!もある

 

日本では「ふじ」系統のものが圧倒的に多いという印象だけど、
ここではまだ新顔、売られていても日本のものより小ぶり

「ふじ」りんごに限らず、りんご全般的に、
日本で出回っているものより大きさは小ぶり、7~8割くらいの大きさ?

種類的にはまあそこそこばらけている感じ、何種類かは並んでいる

個人宅の庭・果樹園、農道沿いなんかにはまた別種類のリンゴがある
そういった今ではマーケットから(ほぼ)姿を消した種類のりんごを
まとめて展示というイベントに行ってきた

 

もちろん一番の目的はレア品種の試食!
45分間約20種類という広告だったけど、実際のところは1時間約10種

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皇太子ルドルフ Kronprinz Rudolf
というものすごい名前のついたリンゴ

 

 

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イルツ(地名)のバラりんご Ilzer Rosenapfel
という、ほんのりバラの香りのするリンゴ 
そりゃリンゴはバラ科だけど~

 

 

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ゼレニカ青りんご Zelenika

 

 

 

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12月頃に熟すというのでクリスマスツリーりんごの別名を持つワインレッド色の皮のリンゴ

 

 

 

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パイナップルりんご Ananas Renette
パイナップルの香りのするりんご

 

 

ウィーンではスーパーはもとよりマーケットでも見かけない、
珍しい品種がたくさん紹介されていた

 

安定供給できるほどの収穫量はなく、個人消費またはジュースその他に加工される
りんごたち

作付面積が減った理由を聞いてみたら、「やっぱり見かけがね・・・」と

 

でもね、個人宅のも果樹園のも農道沿いの半野良りんごも、
日本のリンゴ農家がするような手をかけてもらっていないと思うんだけど

 

ほのかにバラが香るリンゴとか、パイナップルの香りのリンゴとか、
きちんと手をかけて育てたらそれなりに売れると思うんだけどな~

どうだろう?

 

 

こんなテーブルがいくつも並び、

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入場料を払っても来場者はいっぱい

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試食会場なんか満杯ぎゅうぎゅうだった(コロナ規制下なのに・・・)

 

 

 

外のブース(屋台)でも、地元特産品の紹介・販売等やっていた
手伝いをするのはクランプス Krampus かな(?) 👇

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ラツカ羊の角と毛皮をつけたクランプス(だと思う)

※クランプスはオーストリア版なまはげのようなもの 
 Nikolaus und Krampus wie es früher war - YouTube
※ラツカ羊(ドイツ語 Zackelschaf)の日本語名称は見つけられなかった
 姿・角が独特 👉 Racka - Wikipedia

 

 

 

追記

今読んだ記事、「欧米では蜜入りリンゴは嫌われる」って
傷みやすくなるから
なーるーほーどーねー

試食会(コメント付き)の講師が言ってた
  もともとは各家庭で
  食べごろの時期が異なるいろいろな種類のリンゴ
  庭に植えていた
ってこのことだな

欧米が具体的にどの国を指しているのか分からないけど、
これは「あーそういうことか」と妙に納得できるコメント

キュウリは日本で売られているキュウリの3~4倍くらいの大きさのくせに、
リンゴは小ぶりで蜜なんてまず入っていない

そういう(保存)理由があったんだ