セイヨウナナカマド

普通には食べられないものを食べる人たちがいる

煮たり干したり蒸留したり

 

あの手この手で食べようとする熱意がすごい

 

 

 

その一つがこれ、セイヨウナナカマド

 

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ウィーンの森でも、周辺の道路わきでもよく見かけ、少し気になっていた

 

ドイツ語名フォーゲルベーレン Vogelbeeren、直訳すると「鳥ベリー」
鳥が好んでつつくのか?

 

基本的には人間の食用には適さないことになっている

酸味と苦みが強く、口に入れたとたんぺっぺっ、げーっとなるらしい 

 

それなのに誰が発見したのか、蒸留酒に加工するととてもよろしいとのこと

しかもお値段もなかなか、それなりに高い値がつくらしい
※オーストリアはアルコール飲料が日本に比べて安い❣

ホリデーアパートメント施設の庭担当スタッフが語ってくれた

 

その後、庭のセイヨウナナカマドを収穫するおじさんに遭遇

同じ話を語っていた

蒸留酒にすると高く売れるんだよ~と

 

まさか自家製蒸留酒(密造❣)を売るわけではないだろうから、
個人的に楽しむだけなのか、醸造所へ持ち込むのか、他ルートがあるのか、
どうする気なんだろう?

 

 

豊作セイヨウナナカマドがちょっと気になったので調べてみた

 

チェコには実の粒が大きく、パラソルビン酸をほとんど含有しない、
生食できる種類がある

霜がおりるとパラソルビン酸がソルビン酸に変化し、魔法のように❣
おいしく食べられるようになる

ジャムやデザートや蒸留酒などに加工される

ビタミン C とプロビタミン A が豊富

 

何だかだんだんその気になってくる

今度散歩やハイキング中に見かけたら、ちょっと集めてみようとか、
フルーツスプレッドにしてみようとか

でも間違いなくイモムシも住んでいそうなのが難点だな~