番外編 銀杏フィーバー
日本と違い、銀杏の実を食用にすることのないヨーロッパ人
ここオーストリア・ウィーンでもスーパーマーケットはもとより、
まだギンナンが売られているのを見たことがない。
まあ大量に食べるものでないというのも理由かもしれないけれど。
恐竜世代を生き抜いてきた銀杏、
雄株と雌株があって雌株に実が付くことは知られているけど、
その実がめちゃくちゃ臭いってことは、これはもう誰もが知っている。
その臭いギンナンを拾った。
持参したビニル袋に入れ、それを布のエコバッグに入れた、
のだが、歩いているうちにビニル袋の口、しばったところが緩んだかして、
エコバッグの中に銀杏の実が散らばった・・・
バスに乗ったら、マスクを着用していても臭うのが分かるレベル・・・
こちらの人は一般に、日本人よりニオイには鷹揚というか寛容というか無頓着
なのでどこまで気になったか分からないけれど、バスの中で一人ヒヤヒヤ
当然ながら、帰り着いて最初の仕事はエコバッグ洗い
なのにそれに懲りず、
それから一週間後、またまたギンナン拾いに出かけた
この日は雨が降って風が吹いて、たくさんギンナンが落ちていた。
ビニル袋を二重にするつもりで2枚持っていたのに、たくさん拾いすぎて、
ビニル袋2つになった(つまり一重)
口をしっかり結び、それを紙袋に入れ持ち帰った。
今回はバッチリのはずだった。
が、
翌日ギンナンを洗おうとしたときには、ビニル袋から臭い汁が漏れ出し、
紙袋を通過し(当然だ)、浴室の床にベタッ
拭いても拭いても臭う気がして、使用済みコーヒー豆を煎って臭い消し
ギンナン、なかなか面倒だ