りんご三昧
オーストリアで果物といえば、まずリンゴ
何をおいても とりあえずリンゴ
そしてそのリンゴの種類は膨大、何千!もある
日本では「ふじ」系統のものが圧倒的に多いという印象だけど、
ここではまだ新顔、売られていても日本のものより小ぶり
「ふじ」りんごに限らず、りんご全般的に、
日本で出回っているものより大きさは小ぶり、7~8割くらいの大きさ?
種類的にはまあそこそこばらけている感じ、何種類かは並んでいる
個人宅の庭・果樹園、農道沿いなんかにはまた別種類のリンゴがある
そういった今ではマーケットから(ほぼ)姿を消した種類のりんごを
まとめて展示というイベントに行ってきた
もちろん一番の目的はレア品種の試食!
45分間約20種類という広告だったけど、実際のところは1時間約10種
皇太子ルドルフ Kronprinz Rudolf
というものすごい名前のついたリンゴ
イルツ(地名)のバラりんご Ilzer Rosenapfel
という、ほんのりバラの香りのするリンゴ
そりゃリンゴはバラ科だけど~
ゼレニカ青りんご Zelenika
12月頃に熟すというのでクリスマスツリーりんごの別名を持つワインレッド色の皮のリンゴ
パイナップルりんご Ananas Renette
パイナップルの香りのするりんご
ウィーンではスーパーはもとよりマーケットでも見かけない、
珍しい品種がたくさん紹介されていた
安定供給できるほどの収穫量はなく、個人消費またはジュースその他に加工される
りんごたち
作付面積が減った理由を聞いてみたら、「やっぱり見かけがね・・・」と
でもね、個人宅のも果樹園のも農道沿いの半野良りんごも、
日本のリンゴ農家がするような手をかけてもらっていないと思うんだけど
ほのかにバラが香るリンゴとか、パイナップルの香りのリンゴとか、
きちんと手をかけて育てたらそれなりに売れると思うんだけどな~
どうだろう?
こんなテーブルがいくつも並び、
入場料を払っても来場者はいっぱい
試食会場なんか満杯ぎゅうぎゅうだった(コロナ規制下なのに・・・)
外のブース(屋台)でも、地元特産品の紹介・販売等やっていた
手伝いをするのはクランプス Krampus かな(?) 👇
ラツカ羊の角と毛皮をつけたクランプス(だと思う)
※クランプスはオーストリア版なまはげのようなもの
Nikolaus und Krampus wie es früher war - YouTube
※ラツカ羊(ドイツ語 Zackelschaf)の日本語名称は見つけられなかった
姿・角が独特 👉 Racka - Wikipedia
追記
今読んだ記事、「欧米では蜜入りリンゴは嫌われる」って
傷みやすくなるから
なーるーほーどーねー
試食会(コメント付き)の講師が言ってた
もともとは各家庭で
食べごろの時期が異なるいろいろな種類のリンゴを
庭に植えていた
ってこのことだな
欧米が具体的にどの国を指しているのか分からないけど、
これは「あーそういうことか」と妙に納得できるコメント
キュウリは日本で売られているキュウリの3~4倍くらいの大きさのくせに、
リンゴは小ぶりで蜜なんてまず入っていない
そういう(保存)理由があったんだ