自家製ワイン居酒屋 Thyri シュタォビガー 「埃っぽい」ワイン???

この前のホイリゲでシュトゥルムよりさらに 季節物 の、
ちょっと珍しいワインを見つけた

珍しい、というのは、どこでもいつでも出しているものではないので

 

その名も シュタォビガー Staubiger
直訳すると「埃っぽい」ワインてことになる

 

何でそんな呼び名かといえば、それは 👇

 

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向こうが見えない、濁ってるから

 

今回見つけたのは白ワイン用ぶどうのノイブルガー(オーストリア固有種)
シュタォビガー

 

発酵途中の液体(ぶどうの搾り汁がワインになろうと頑張っているところ)の
シュトゥルムと比べると濁り度が少ないというか透明感が出てきてる

 

調べたら、シュタォビガーは発酵が完成した、未濾過超若ワイン
※やっぱりワインは濾過するものだったらしい・・・
※シュタォビガー、多くはないけど、ボトル詰めされたものもたまに売られている
※シュトゥルムは、ボトルで売られているものは栓がきっちりされていない
ので持ち帰り時には要注意、倒すと泡ブクブクもれてくる

 

このホイリゲのありがたいところは、メニュー上で
この料理にはこのワインがおすすめ
と書いてくれてるところ

 

残念だったのは、そのことに気づくのが遅れたこと

入口で「シュタォビガー」と見てそれを注文し、さて何を食べようかとみたら、
シュタォビガーにはブラッドソーセージなどいかが、と

他で食べたあとだったので、全くおなかがすいていなかった・・・
しょうがないのでひよこ豆サラダを注文

 

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若々ノイブルガーのフルーティーさとひよこ豆の地中海・中東イメージで
これはこれでちょっとオシャレな夕食になった

シュタォビガー、いいね~ (シュトゥルムよりこっちのがずっといい)

 

 

ホイリゲの外にはぶどうの搾りかすが山と積まれていた

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Startseite | Weingut Thyri, Eggendorf am Wagram (wagramheuriger.at)

 

 

 

自家製ワイン居酒屋 Auer ② 変わり種ワイン

今年もやっぱりアォアーにやってきた

 

そしたらメニューリストに面白いもの発見

コロナで社会・経済全体がおかしくなっているので、
ワイナリーも知恵を絞っていろんなこと試してるんだね

 

 

その1 Noir de blancs とラベル名のついた珍ワイン

この名前だけ見ると赤ワインなんだか白ワインなんだか?
説明には白ワイン製法で作った赤ワインとなっている

とそんなこと言われても分からないので聞いてみたところ、
ぶどうは白ワイン用ぶどう ソーヴィニヨンブラン

だけど

 

発酵に使う皮は赤ワイン用ぶどうピノノワールとサンローランの皮

 

ということだった

 

この説明だと赤ワイン製法で作った白ワインのように思えるんだけど
違うのかな
まー こちらはシロートだし、どっちでもいいんだけど

 

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見てのとおり透明感のある赤紫色
飲み口も軽めで爽やか辛口、説明通りの「夏ワイン」

日本でもウケそう

 

 

その2 未濾過ワイン(/白)

 

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未濾過ワインって・・・?

それ以前に、普通のワインが濾過されていることすら知らなんだ・・・

 

赤ワインのほうはあまり分からないけど、白ワインははっきり濁っている
発酵途中のシュトゥルムよりは透明感があるけど

 

濾過されていないので栄養素がたくさん残っているという説明だけど、
ワインに栄養的価値を求めて飲む人ってどれくらいいるんだろう?

 

1グラスの量は通常の半分 1/16 ℓ(約 63ml)で料金は約 35% 高い €3.90
どうせたいして飲めない私にとっては、話のタネにいろいろ試せるので
それはそれでいいんだけど、財布には優しくない

 

 

食べたもの

「豚肉三昧」「豚肉尽くし」プレート

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これはワクワクするほど楽しいハム・サラミの盛り合わせだった
猪肉のハムもあったり、口直しのピクルスが添えられていたり

これにはしっかりした赤ワインを

 

いつも満足の Auer、それにオーガニック

 

 

 

Weingut Auer – Von, für und mit der Natur!

 

 

 

 

 

続 ウイトラコチェ

またトウモロコシに黒穂病が出た
一本のトウモロコシに2つも

 

せっかくだから食べてみることにした

 

英語版ウィキペディアには最初のほうにはっきり
「edible」と書かれているし、
インターネットにはたくさん記事やビデオがアップされてるので
大丈夫でしょう

 

気分は、

いつ食べるの? 今でしょ? ちょうど週末だし!

 

 

 

 

まず黒穂病トウモロコシの姿

 

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トウモロコシそのものがまだ小さかったし、発見も早かったので(?)
トウモロコシの粒が破裂して中の胞子が飛び散ったりしていない

 👉つまり食べられる~~~

 

 

 

 

 

感染したコーン粒をスライスしてみる

 

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あまり深く考えないでおこう

芥子粒を詰め込んだお菓子みたい、には見えないよねぇ・・・

菌のかたまり粒々が観察できるなんて・・・

 

 

 

 

 

フライパンでニンニクと玉ねぎを炒め(毒消しのつもり)

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そこへスライスした感染トウモロコシ投入

 

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少し逃げが入って、缶詰コーンも投入(それも大量に)

ケサディーヤ気分を少し出すため、チーズも投入
チーズ、といってもとろけるモッツァレラだけど

 

 

 

 

別に用意した大量生ニンニク入りトマトソースをかけて食べた

結論: 普通に食べられる

もちろんお腹こわしたりもしなかった

 

 

 

 

ふと思ったのは、
この黒穂病トウモロコシ料理、ここでよく食べられる
豚の血入りソーセージ Blutwurst とジャガイモの炒め合わせに
ビジュアルが似てる

 

ほら

 

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上にのっているのはセイヨウワサビ(ホースラディッシュ)のすりおろし

 

 

臓物を使っているし、いくらオーストリア人(ヨーロッパ人)でも
食べない人(特に女性)もいるらしいけど、
ホイリゲに行けば必ずある
ということは、こっちの人には案外受け入れやすい食品かもね
ただ「食品」として認識されていないだけで

 

 

 

追記

もしかして普通のトウモロコシより
黒穂病にかかったトウモロコシのほうが消化がいいのでは(?)
という気がしてきた。

普通のスイートコーン買ってきて食べると、一粒ずつの皮というか莢というかが
結構かたかったりするけど、感染モノは包丁ですっと切れるし柔らかい。

どうなんだろう?

 

ウイトラコチェ

借菜園のトウモロコシの一本に妙なものが付いていた

早速切除し、あんまり妙なので写真に撮ってみた

 

 

こんな感じ

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拡大してみる

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中には土のような黒いものがいっぱい詰まっている

 

 

後で調べてみたところ、イネ科の植物につくクロボキンによる黒穂病らしいことが分かった

ヨーロッパではほぼトウモロコシ限定の病気らしい

 

何とメキシコでは食用!

 

トウモロコシの実(粒)部分ではなく、茎についたものでも食べられるのだろうか?

 

 

チェリモヤの花

チェリモヤの花が咲いたと実家から連絡があった

 

写真も送られてきた

 

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でもよく目を凝らさないとどれが花だか分からない

 

 

目を凝らすと

 

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右側のほうの花びらが少し開いている

 

甘いよい香りがするとのこと

 

 

数年前マデイラ旅行の際に朝食で食べたあとの種を実家で育ててもらっているもの

 

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この黒い種の数年後(3~4年)が1枚目の写真

 

もう一つ別種類(?)の種もあったけど、あれはどうなったんだろう?
色が少し違ったんだけど

 

ここでは珍しいフルーツなので写真を撮ったはずだけど、今探しても出てこない・・・
マーケットで丸ごとのものも見たり撮ったりしてるはずなのに

ま、現物が育っているからいいか

実生の場合4~5年で実をとることができるとされてるようだけど、
さてどうでしょう?

 

でもさすが南国フルーツ、育ちが早い!

 

野苺缶

どうも野苺が気になってしかたないので、空き缶に移植してみた。

 

同じように水をやっても元気なくなっていくものと、
新環境にそれなりに馴染んでいくものと。

 

つぼみをつけて花が咲き、実になったところまではいいが、
どうも粒々(種)が最初からゴワゴワしていそうというか、
おいしくなさそう

口当たりがよくなさそう・・・

 

 

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コロナウイルスの構造模式図のようで、食べる気がおきないのが残念・・・

 

甘いサワーチェリー

サワーチェリー(スミミザクラ 酸実実桜)なのに酸っぱくなければ、
これはもうサワーチェリーではなさそうな・・・?

 

 

オーガニック菜園敷地内のサワーチェリーがきれいな色になっているのを
横目で見ながら通り過ぎるつもりだったが、
斜め向かいの区画を使っている、おそらく〇▲◇人のおばあさん、
枝をひっぱってむしゃむしゃとって食べていた

私の視線に気づくと、
「これ、あんまり酸っぱくないよ」

 

数粒いただきました、ハイ

確かに全然酸っぱくなかった

 

 

これ👇 写真でよく見たら、相当すでに食べられている・・・

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小粒のサワーチェリー

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一粒1cmくらいかな?

 

 

実を割ると中からサクランボ虫が出てきそうなので、
何も考えず口に放り込み、種は見えないところへ出す

 

 

 

追記

この翌日見たら、手が届きそうな範囲は全部なくなっていた・・・